コラム

東洋占星術とは?西洋占星術との違いと基礎をわかりやすく解説

東洋占星術は、日本や中国などの東洋地域で古くから実践されてきた占星術の一種です。この占星術は、星の配置や運行を基にして、人々の性格や運勢を分析し、未来を予測することを目的としています。しかし、東洋占星術と西洋占星術は異なるアプローチを取っています。今回は、東洋占星術の占いに興味のある人へわかりやすく解説します。

東洋占星術とは

東洋占星術は、東洋の文化や哲学に基づいて開発された占星術の一種です。西洋占星術とは異なり、東洋占星術は十二支と五行説という独自の概念を用いて、人々の性格や運勢を予測します。東洋占星術は、天体の位置や動きを分析することで、人々の性格や運勢を予測し、自己理解や人生の方向性を見つけるための手助けをすることを目的としています。

また、陰陽や風水などの東洋の考え方も取り入れられており、バランスや調和を重視します。この占星術は、個々の人間だけでなく、社会や自然界とのつながりの全体も考慮に入れています。

東洋占星術の歴史

東洋占星術の起源は紀元前1000年頃の古代中国にまでさかのぼります。中国では、天体の運行や自然現象が人間の運命に影響を与えるという考え方は、中国の哲学である「陰陽五行説」に基づくものです。この考え方は、中国の哲学である「陰陽五行説」や「易経」などから派生しました。東洋占星術は、中国の他にも日本や韓国などでも広まり、それぞれ独自の発展を遂げてきました。

東洋占星術は、個人の運命だけでなく、結婚や出産、ビジネスなど様々な分野で利用されています。多くの人々が東洋占星術を通じて自己理解を深め、人生の意味や目的を見つけようとしています。また、この占星術は個人だけでなく、組織や社会全体のバランスや調和も考慮に入れるため、ビジネスや政治などでも活用されています。 東洋占星術は奥深い占いであり、正確な予測や解釈には十分な知識と経験が必要です。しかし、初心者でも基本的なやり方を学ぶことで、自己理解や人生の方向性を見つける手助けになるでしょう。東洋占星術は、古代から現代まで受け継がれてきた貴重な知恵の一つであります。東洋占星術に興味を持つ人にとっては、学ぶべき価値はあると言えます。 

東洋占星術の種類

東洋占星術にはさまざまな種類や流派があります。以下にその一部を紹介します。

中国占星術(命理学)中国占星術は、人間の運命と星の位置の関連性に焦点を当てています。十二支(子、丑、寅…)と五行(木、火、土、金、水)という概念を用いて、人々の性格や運勢を予測します。
九星気学九星気学は、生まれた日の数を基に運命を予測します。それぞれの数には特定の属性が関連付けられており、その属性に基づいて運命や相性を判断します。
十二宮占術十二宮占術は、宇宙のエネルギーを十二のハウス(分野)に分類し、各ハウスの影響を解釈します。各ハウスは特定のテーマ(例えば愛情、キャリア、健康など)に関連しており、それぞれのハウスのエネルギーが人生に与える影響を占います。
四柱推命四柱推命は、生まれた年、月、日、時の柱から人の運命を予測します。柱には干支(十干と十二支)が使用され、干支の組み合わせと五行のバランスを考慮して、人の性格や運命を占います。

これらは東洋占星術の一部ですが、他にも 姓名判断、算命学、宿曜、風水、0学、手相、紫微斗数 等、さまざまな種類が存在します。それぞれの占星術は異なるアプローチを取りますが、共通しているのは、人の運命や性格を予測することです。

東洋占星術は、古代から続く伝統的な予測法であり、多くの人々が日常生活や人間関係の理解、自己成長に役立てています。興味がある方は、興味のある占術で自分自身の運命や性格について占ってみると良いでしょう。 

東洋占星術と西洋占星術の違い

東洋占星術と西洋占星術は、アプローチや使用されるシンボルなどにおいて異なります。西洋占星術では、十二星座(じゅうにせいざ)や惑星を使用して個々の人々の性格や運勢を分析します。一方、東洋占星術では、動物のシンボルや建物の配置などが重要視されます。

また、予測方法も異なります。西洋占星術では、出生図(ネイタルチャート)を使用して未来の出来事を予測することが一般的ですが、東洋占星術ではより総合的な分析が行われます。

東洋占星術は西洋占星術とは異なり、生まれた日のみで占うことが可能です。また、東洋占星術は一定のサイクルを繰り返す暦を用いています。西洋占星術では天体の配置から影響を読み取る一方、東洋占星術は循環する時間を重視しています。

これらの違いは、東洋占星術と西洋占星術が異なる文化的背景や哲学的信念に基づいて発展したためです。それぞれの占星術は、個別の目的や視点から人々に役立つ情報を提供しています。

東洋占星術と西洋占星術との比較

上記の内容を受けて、簡単に図で比較しました。 時間と計算方法、影響範囲についてそれぞれ比較解説しています。

比較項目東洋占星術西洋占星術
時間の概念循環する時間の考え方一度きりの時間の考え方
計算方法生まれた日のみ (占術によっては時間も)生まれた日と生まれた時間
影響範囲人間関係、社会全体等、「全」に着目物や個人に対して等、「個」に着目

東洋占星術は、全体の範囲で考えられる点に対して、西洋占星術では、あくまで個に対して影響に着目します。どちらの占星術も興味深い知識や技術を必要としますが、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

東洋占星術の基本的な考え方

東洋占星術では、天体の位置や関係性が人々の運命や性格に影響を与えると考えられています。以下に、東洋占星術の基本的な考え方を解説します。

  1. 十二支(じゅうにし): 東洋占星術では、十二支と呼ばれる12の動物のサインが重要な役割を果たします。これらのサインは、生まれた年によって決まります。それぞれのサインには、特定の性格や運勢が関連付けられています。
  2. 五行(ごぎょう): 五行は、東洋占星術で重要な要素です。木、火、土、金、水の5つの要素があり、それぞれが特定の性格やエネルギーを表しています。人々の運命や相性は、これらの要素の組み合わせによっても影響を受けるとされています。
  3. 宿命盤(しゅくめいばん): 宿命盤は、東洋占星術で使用される特別なツールです。この盤には、天体の位置や関係性が記されており、それを基に占い師が人々の運命や性格を読み解きます。

東洋占星術は、個々の人々だけでなく、ビジネスや結婚などの重要な決定にも利用されます。多くの人々が、東洋占星術を通じて自己理解や他者との関係を深めることを目指しています。

東洋占星術の要素

東洋占星術は、十二支と十干、星座と宮殿などの要素から成り立っています。以下に各要素について解説します。 

十二支と十干の意味とは

十二支(じゅうにし)は、動物のシンボルを持つ12のサイクルで、それぞれが特定の性格や特徴を表しています。例えば、子(ね)は知恵や創造性を象徴し、丑(うし)は忍耐力や努力を表しています。これらの十二支は、人々の生まれ年によって影響を与えるとされており、個々の人々の運命やパーソナリティに関連付けられます。

十干(じっかん)は、木・火・土・金・水の五行(ごぎょう)と陰陽(いんよう)の組み合わせで構成されています。これらは時間や季節を表し、個々の人々や出来事に影響を与えると考えられています。例えば、甲(きのえ)は木の要素であり、創造力や柔軟性を象徴しています。これらの十干は、十二支と組み合わさることで、個々の人々の運命や運気を表現するための重要な要素となります。

星座と宮殿の役割と意味

星座は、宇宙に存在する12のエネルギーパターンであり、それぞれが特定の性格や特徴を持っています。東洋占星術では、星座は個々の人々の運命やパーソナリティに影響を与えると考えられています。例えば、牡羊座(おひつじざ)は情熱的で行動的な性格を持ち、天秤座(てんびんざ)はバランスや調和を重視する性格を持っています。

宮殿は、十二支と星座が組み合わさったエネルギーパターンを表す場所です。それぞれの宮殿は特定のテーマや要素に関連付けられており、個々の人々の運命や運気をより具体的に表現します。例えば、寅宮(とらきゅう)は冒険心や創造力を象徴し、亥宮(いのししきゅう)は感受性や直感力を表しています。

東洋占星術の実践方法

生年月日は、東洋占星術において非常に重要な情報です。こちらの情報を基に、自身の運命の星や吉凶を知ることができるためです。

自分の生年月日はよくご存知かと思いますが、他の人を占う場合は事前に伺っておくことでスムーズに鑑定を行うことができます。インターネットのツールを駆使することで、オンラインで生年月日を入力するだけで、簡単に個人の運勢を知ることもできます。 東洋占星術は占術が多いため、比較的オンラインのツールの多い紫微斗数と九星気学を例に取り上げてみます。

紫微斗数と九星気学の基本的な使い方

紫微斗数と九星気学は、生年月日から自身や他人の運勢、性格を読み解くために利用することができます。

紫微斗数は、中国の伝統的な占星術で、天体の位置や星座の配置を考慮して運勢を予測します。九星気学は、生年月日に基づいて九つの星が割り当てられ、それぞれの星の特性に基づいて運勢を判断します。

これらの方法を実践するためには、まず自分の生年月日を確認し、それを基に紫微斗数や九星気学の表や計算ツールを使用します。これらの計算ツールはオンラインで入手することができます。

例として 下記のキーワードで検索してみましょう。

・紫微斗数 ツール 無料
・九星気学 ツール 無料

リンクを辿っていきますと、様々なツールやWEBアプリを確認することができます。紫微斗数だけでもそれぞれ流派や設定、名盤も異なりますので、ご自身に合った計算ツール、WEBアプリを利用してみましょう。

東洋占星術は個人の運勢や性格を知るための興味深い方法ですが、占い結果はあくまで参考程度に受け取ることを忘れないでください。まずは自分自身を知る手段として楽しむことが大切です。

紫微斗数による生涯の運気鑑定

紫微斗数の鑑定では、個人の誕生日や出生時間を使用して、その人の運命や運勢を予測します。紫微斗数では、主に九星と呼ばれる星座が使用され、それぞれが人々の性格や運命に影響を与えると考えられています。この鑑定は、個人が将来どのような経験をするか?や成功する可能性を知るために使われます。

九星気学によるバイオリズムの鑑定

九星気学は、東洋占星術の一つの占術であり、バイオリズムの鑑定に使用されます。

この鑑定では、個人の誕生日を基に、その人の身体的なエネルギーレベルや感情の変化を予測します。九星気学では、九つの星座が使用され、それぞれが特定のエネルギーパターンやパーソナリティトレイトを表しています。この鑑定は、個人が自身のバイオリズムに合わせた生活スタイルを作り出すために役立ちます。

人生のバイオリズムとは?

バイオリズムとは、生物の活動において観察される一定の周期的な変動を意味します。この概念は、睡眠と覚醒のような日常的な生活サイクルから、人間の感情や知性にまで広がっています。

人生のバイオリズムという表現は、人生における良い時期と悪い時期、すなわち「運気」や「運勢」の流れを指すことが多いです。この運気の流れは、時間、日、月、年といった単位で変動し、一定のサイクルや波が存在するとされています。

具体的には、運気が良い時期には行動や決断がスムーズに進むと言われています。逆に、運気が低い時期には、どれだけ努力してもうまくいかないことが多いとされています。このような周期的な変動が「人生のバイオリズム」と呼ばれています。補足すると、調子の良い時期に行動をすると良い結果を得られ、調子の悪い時に行動をすると良い結果を得にくいということです。

それぞれの人が自分自身のバイオリズムを理解し、それに適した行動を取ることで、より良い人生を送ることができるとされています。九星気学は、こちらのバイオリズムを重視しているということです。

東洋占星術の活用方法

東洋占星術を学んでいくと、活用方法は大きく2つに別れます。

●自己分析と成長

東洋占星術は、個人の性格や運勢を知るためのツールとしても利用できます。自己分析を通じて、自分の強みや弱点を理解し、成長することができます。つまり、自分自身をコーチングしつつ、人生の修正、改善が行えることです。

また、東洋占星術は運勢にも関連しています。自分の運勢を知ることで、将来のチャンスや課題を予測することができます。これにより、自分自身の向き不向きもわかりますし、何か行動をする際に目標が立てやすくなります。

●人間関係の理解と改善

東洋占星術は、人間関係の理解や改善にも役立ちます。他人との相性やコミュニケーションスタイルを知ることで、より円滑な人間関係を築くことができます。

東洋占星術を活用して他人の性格や適職を理解することで、コミュニケーションの方法やアプローチを調整することができます。これにより、相手との関係を改善し、より円満な人間関係を築くことができます。

学び実践していくことで人間関係等、現実世界で応用できる機会が多いので、人気のある占術と言われる所以です。経験を積むにつれて、自分自身や周囲の人以外の鑑定に興味を持つ人もとても多いです。

東洋占星術に関する占い師が多い点は、まず自分自身がその恩恵を感じているためです。その使命感を元に占い師になることで、新たな相談者の悩みを解決できるためです。

その後、ビジネスで占い師を目指す方もいますが、以下のような点で悩む方も多いです。

人気のある占い師と人気のない占い師の違いとは

占いに興味があり、占い師としてビジネスを始めたいと考えている方に、この動画は特におすすめです。

同じ占術で鑑定していたとしても、人気がある占い師と人気がない占い師の違いについて述べております。 

東洋占星術に特化した動画ではありませんが、考え方については幅広く活用できる内容になっています。

継続して指名が来るほどの人気のある占い師とそうでない占い師の違いついて説明しています。他にも多数のYouTube動画がありますので、是非参考にしていただければ幸いです。

油井秀允の公式YouTube:油井秀允の開運チャンネル

また、これから占い師を目指す方は、下記の記事も参考にしてください。

独学で占い師になるには?初心者がゼロから占い師になる方法を解説

まとめ

東洋占星術は、西洋占星術とは異なり循環する時間の考え方を持ち、人間関係、社会全体等、「全」に着目していく占術です。人間関係の改善、将来の運勢予測など、多くの可能性を持っています。注意点としては種類や流派が多数ありますので、ご自身にあった占術を選択するとよいと思います。

最終的には、自身が興味を持ち、理解できる占星術を選ぶことが重要です。どちらの占星術でも、様々な情報を得ることができます。一つの占術にとらわれる必要はありません。 

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